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本当にパソコンを必要としながら学ぶ機会に恵まれない方やお手伝いを必要としている方が大勢いらっしゃいます。
障害をお持ちの方へのパソコンサポートとひとことで言っても、それぞれの障害の部位、症状によって対応は様々です。しかし、決して高度な技術ばかりが必要なわけではありません。
今持っているあなたの力をお貸しください!
画面読み上げソフトをパソコンにインストールすると画面の情報を読み上げてくれます。全盲の方や強度の弱視の方は画面情報を確認することが出来ませんので、読み上げられる「声」を認識してパソコンを操作します。何種類かの読み上げソフトがありますがWindowsの全機能に対応はなされていません。アプリケーションソフトもです。マウスを使うことなくキーボードのみ(ショートカットキー)で操作します。読み上げソフトを使うこと以外はパソコンの環境は晴眼者と全く同じです。
実際にサポートに当たってみて、GUI技術の進歩の恩恵どころかそれがかえって使い辛い環境になる方々がいらしたとは、お恥ずかしながら十数年もパソコンを使いながら気付かずにいました。
キーボードは覚えていただく他ありませんが、その集中力、修得の早さには脱帽です。
しかし一旦トラブルが発生すると当然ながら行き詰まってしまわれます。おひとりで練習されている時に思いもよらぬ事態になると・・・、誰でも経験がおありのことでしょう。
パソコンの画面の状態を説明していただければ電話での指導も可能ですが、視覚障害をお持ちの方は読み上げソフトの音声のみが頼りです。こちらも耳を澄まして電話の向こうの音声を手がかりにするしかありません。それが何らかの理由で発しない場合は、もうお手上げです。そんな時には「パソボラ出動」と相成ります。しかし導入直後の大抵の方は、マウスを1回クリックするだけで解決できることばかりなのです。そんな時にいつも思うことは「その方の近くに『目』になって下さる方がいらっしゃれば・・・。」
せっかくパソコンを購入してもどんなに学ぶ意欲がおありでも、私たちにとっては何でもない操作以前の段階で挫折してしまわれる方が大勢いらしゃるのです。
ひとりでも多くの「目」になって下さる方が必要なのです。
全盲の方でパソコンを利活用されている方が大勢いらっしゃいますが、実際に使用の様子を拝見すると見事なまでのキー操作には感動を憶えます。そのようなみなさんは「視覚障害者が真に自立するためには情報機器の活用は必須」だと強くおっしゃいます。
就業すれば各種書類の作成が必要になりますが、必要書類を作成しようにも一般社会では点字は通用しません。さまざまな書類の閲覧も必要になります。しかしその文書は当然墨字(点字に対して普通に書いたり印刷した文字)で書かれています。
パソコンを修得する以前には代筆、代読を依頼しないとならなかったそうです。ビジネス文書はともかく、誰しも家族にも知られたくないようなプライバシーの領域もおありのことでしょう。が、そうせざるを得なかったのです。
しかし情報機器を利用して墨字の文書を自分の手で「書いて読んだ」時は、既に就業はされてたものの、初めて本当の意味での「自立ができた」と思われたそうです。
スキャナで読み取った情報を読み上げソフトで「見る」のです。楽するためでなく生活に根ざしたOCR技術の活用には感動を覚えました。そして果たして私自信はパソコンを活用していると言えるのだろうか?とも・・。
また趣味・娯楽を楽しむために、情報収集の手段として、読み上げソフトで百科事典を見たり(聞いたり)、インターネットの活用もされています。しかし読み上げソフトで「閲覧できない」ホームページがあまりにも多いことには驚きました。と言うより、ほとんどのサイトは対応できていません。
例えば天気予報を例に挙げるとほぼ100%読めません。画像のみで表示されているからです。せめて代替テキストを適用したり、一部でもテキストでの表示があればいいのにと常々感じます。
もちろん画像や動画を駆使したビジュアルな素晴らしいサイトを否定する訳ではありません。
公共施設や障害をお持ちの方にこそ提供すべき情報が掲載されている多くのサイトが「閲覧できない」、また非常に複雑な構造になっていて「迷子」になったりフレームを使用したサイトでは情報に「たどり着けさえしない」ことが多い現状を残念に思います。
どんな人でも利用しやすいホームページ -情報のアクセシビリティ化、ユニバーサルデザインのホームページ- が増えることを願います。
バリアフリーなHPの制作、検証のお手伝い下さる方も募集中です!